書籍名：リスキリングは経営課題
日本企業の「学びとキャリア」考
著者名(訳者名)：小林祐児
出版社：光文社新書
刊行年：2023.03.30初版
定価：920円
お気に入り評点（5★）：3★ 
【本書の要点】
ポイント１
ビジネス、労働環境、雇用の流動性の変化、キャリアアップと学びに対する日本の感覚は世界的相場観、市場とミスマッチしている。
ポイント２
「リスキリング」とは、従来のお勉強・詰め込み教育では期待できない、外部・他者を巻き込んだ創発的相互作用を期待している。これは個人も組織も変化する環境に対応するために必要な作用である。
ポイント３
リスキリングを進めるために、変化を促進させ、コミュニティで学び、学びへの意志を創り出す内部労働市場のアップデートが必要である。
【ワードフラッシュ】
第一章 学び直し、理科練と教育、生涯学習、DX、企業外、スキル獲得、ジョブチェンジ、IT、未来志向、非連続性、企業内訓練、ISO、人的資本開示、投資家、多様性、教育・育成、能力、法令違反、教育訓練、採用コスト、育成コスト、人材投資の国際比較、リスキル講座、業種別・職種別リスキリングマップ、リスキリング議論、スキルの明確化、工場モデル、トレーニングの仕方、研修の提供、個人の動機づけ、組織的視点、学びの貧困、必要なスキル、スキルの獲得と発揮、人的資本と企業業績、自律的キャリア形成、学びの偏在、心理的資本、社会関係資本、仕組み化、学ばなさ、変わらなさ うまくやる力 第二章 社外学習、自己啓発、年齢と学習時間、実務未経験入社、労働市場、職業能力物差し、職業資格、学びのための足場、日本型雇用、働かないおじさん、受け身のキャリア、キャリアアップ、転職意向割合、昇進構造、オプトアウト、WILL、CAN、MUST、企業と従業員の関係変化、働く領域 第三章 変わらなさ、変化抑制意識、アンラーニング、変化適応力、目標達成志向、挑戦意欲、興味の柔軟性、促進する心理と抑制する心理、ジョブの見える化、専門性は諸刃の剣、現状維持志向 第四章 アンラーニング、ソーシャルラーニング、ラーニングブリッジ、三つの学び、限界認知、業務の経験率、他者との関わり、真似し合い、教え合い、創り合い、高め合い、動機づけ、内発的、他者、テレワーク、社内の他人化、社縁、仕組み 第五章 変化創出の仕組み、行動、学びのコミュニティ、意思創発、ポスト、金銭、経験、目標管理制度、役立ち感、評価観 第六章 学びの共助、企業内大学、仕事の場、キャリアの学校、企業横断 第七章 内部労働市場、外部労働市場、創発、対話、変われない個人 終章 リスキリングに必要な仕組み、行動変化、学びのコミュニティ化、意志の創発、工場モデル、学ばなさ、変わらなさ、組織内部のネットワーク、社外とつながる、越境的、外に開く、社会関係資本
